自費の詰め物や被せ物⭐️
先日保険適用の材料についてお話ししました。⇩⇩
https://dh-mama.hatenadiary.jp/entry/2018/12/01/142918
それらを見て、または現在治療に通っていて保険か自費かで迷っている方の参考になればと思います。
今回は自費のつめもの、被せ物です。
自費の物には
- メタルフリー治療といって、金属を使わない詰め物や被せ物を行う治療
- 見た目は白くて綺麗だけど内面を金属にする事で強度を出す被せ物
- 金(ゴールド)を使った詰め物や被せ物を行う治療
があります。
メタルフリー治療(金属を使わない治療)
部分的な詰め物(インレー)の場合
強度★★★★ 美しさ★★★★★
名前の通りセラミック100%でできているため歯のように透明感のある自然な仕上がりです。
セラミック=陶器なので、茶碗を落とすとかけたり割れたりするように、強い衝撃でかけたり割れる恐れがあります。
②ハイブリッドセラミック
強度★★★ 美しさ★★★★
セラミックとプラスチックの中間の材料でできているため、オールセラミックに比べて安価です。
セラミックの欠点である、衝撃でかけたり割れたりする恐れがあります。
プラスチックの欠点である変色が長期的にみると起こります。
③オールジルコニア
強度★★★★★ 美しさ★★
ジルコニア=人工ダイヤモンドのため、硬く強度があります。
真珠のような輝きがあるので歯の色とはなじみません。
被せ物(クラウン)の場合
①ハイブリッドセラミック
強度、美しさ、特徴ともにインレーと同じです。
②オールジルコニア
強度、美しさ、特徴ともにインレーと同じですが、硬いために噛み合わせている歯がすり減る恐れがあります。
強度、美しさ、特徴どにインレーと同じですが、極端に強い力のかかる奥歯には不向きです。
④ジルコニアセラミック
強度★★★★ 美しさ★★★★★
内側のフレームがジルコニアで、その上にセラミックを盛り上げていますす。
内側も白く透明感もあり、強度もあります。
これらは金属を一切使わないので、金属アレルギーの心配は全くありません。
金属を使う方法
メタルボンド(メタルセラミック)
内側のフレームが金属で、その上にセラミックを盛り上げています。
内側が金属のため強度はありますが、透明感が低く暗く見えます。そして、歯茎が黒くなる恐れもあります。
ゴールド
(利点)
精度が良く圧倒的に長持ちする。
割れたり欠けたりする心配がない。
何年経っても腐食や酸化、変形をしない。
歯と同じような熱膨張率である。
場歯をたくさん削らなくてもいい(薄くて丈夫)。
天然の歯と硬さが近いので同じようにすり減り、噛み合っている歯にも優しい。
(欠点)
色が目立つ。
金額が高い。
結果、審美性(見た目)を徹底的にこだわるならメタルフリーですが、精度や自身の健康のためを重視するならゴールドもオススメです。
現に私の同期の友達や知り合いのドクターなど、歯科関係者はゴールドを入れている方がとても多いです。そのくらい歴史もあり、信用もある材料です。
費用については歯科医院によってピンきりです…🙏💦
ただ、高いです‼️
歯1本でそんなにすんの❓
と、言いたくなる金額です😅
おおまかな金額だけお伝えすると、私が勤務している歯科医院基準にはなりますが、
インレーなら
ハイブリッドセラミック < ジルコニアセラミック < オールセラミック < ゴールド
3万〜6万
クラウンなら
ハイブリッドセラミック < ジルコニアセラミック <メタルボンド < ジルコニアセラミック < ゴールド
6万〜13万
といったところでしょうか。
自費のため歯科医院によって種類と金額が前後する可能性はあります。それに委託している技工所さんによって技術や技工料ももちろん違います。
ですので興味のある方は一度かかりつけの歯医者さんに相談してみて下さいね😊